タタ自動車組立事業に参入との報道、エアアジアは否定

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タタ自動車組立事業に参入との報道、エアアジアは否定
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先ごろインドにおける格安航空会社設立でタタ・グループとの提携方針が明らかになった格安航空エアアジアだが、マレーシアにおけるタタ自動車製造に関しても提携する可能性が浮上している。

実現すればエアアジアが自動車産業に参入することになるが、エアアジア側は否定している。

エアアジア・グループのタタ・グループとの自動車事業を含む包括的提携の可能性は、インド経済紙「ミント」が情報筋の話として報じた。タタ・グループの自動車部門、タタ・モーターズが、エアアジアと共同でマレーシアで格安自動車「ナノ」の製造を行い、マレーシア及び東南アジア諸国連合(ASEAN)市場で販売するという。タタ・グループのスポークスマンは論評していないが、情報筋は「提携は『ナノ』にとどまらない」としており軽トラック「エース」や小型ワゴン車「マジック」、多目的車(MPV)「ウィンガー」の生産も行う可能性を示唆している。

2009年3月に登場した「ナノ」はエアコンやカーステレオなどを別売りとする代わりに10万ルピー(5,717リンギ)という格安を実現した。

エアアジアは20日、タタ・グループのタタ・サンズとインドにおける格安航空会社設立に向けた提携をインド当局に申請したことを明らかにした。出資比率はエアアジアが49%、タタ・サンズが30%、その他が21%となる見通し。

伊藤 祐介

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