STマイクロ、自動車の安全性を高める車載用マイコンを発表

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STマイクロエレクトロニクスは2月25日、カー・エレクトロニクスの機能安全に対応するアプリケーションを対象としたマルチコア・マイクロコントローラ(マイコン)ファミリの新製品を発表した。

新製品は、自動車安全規格(ISO 26262)に準拠し、不揮発性メモリの容量が増加した。既存製品からのアップグレードがシンプルであると共に、高い安全性が要求される車載アプリケーションに向けた障害耐性の高いマイコン製品ラインを強化している。

また、高性能コア(2個)、内蔵Flashメモリ(2MB)、内蔵RAM(192KB)、CAN(Controller Area Network)インタフェース(3個)、およびセーフティ用途とモータ制御用途に最適化されたペリフェラルを1チップに集積しており、ブラシレス3相モータを最大2個までサポートする。このデュアルコア・アーキテクチャは、システム・レベルでのコンポーネントの重複を避け、システム全体のコストを抑える。

さらに、同製品に採用されているデュアル・コアアーキテクチャは、柔軟性をもたせてあり、ロックステップ・モードまたはパラレル・モードへの切り替えが可能で、各種セーフティ用途に応じて、安全面と性能面でのバランスが取れるよう配慮されている。

《村尾純司@DAYS》

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