欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは2月22日、2012年通期(1‐12月)の決算を公表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、前年比20.9%増の1926億7600万ユーロ(約23兆9830億円)。
また営業利益は、115億1000万ユーロ(約1兆4325億円)。前年の112億7100万ユーロに対して、2.1%増となった。
2012年の世界新車販売は、前年比12.2%増の927万6000台と過去最高で、初の900万台超え。このうち、フォルクスワーゲンの乗用車部門は、12.7%増の574万台と新記録。中国や米国での好調な新車販売が、過去最高の販売台数に貢献した。
フォルクスワーゲングループ取締役会のマルティン・ヴィンターコルン会長は、「ビジネス環境は年々厳しさを増している。しかし、2012年は目標を達成することができた」とコメントしている。