2013年度版、F1ピレリタイヤの方程式

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2013年のプレシーズンテスト
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タイヤ性能でエンタテインメント性を高めたピレリ。突然グリップ力が低下してタイヤ交換のための緊急ピットインが行われたシーンは昨年何度も目撃された。今年の傾向と対策は?

マクラーレンのジェンソン・バトンは、2013年型ピレリタイヤについてデグラデーションの激しさを認めた一方で、チーム側に選択の幅が与えられたと評価する。プレシーズンテストが始まって以来、タイヤパフォーマンス低下のペースが重大問題であり続けたが、バトンによれば昨年とは違ってタイヤ性能を引き出す方法は簡単に見つけることができたそうだと語る。

「グレイニングは今年の方がたしかに強烈だが、 タイヤの謎解きという点では昨年よりはるかに簡単だと思うよ。タイヤの作動レンジに持ち込むのに苦労はないし、3~4ラップでグレイニングが確実に始まるのだから、むしろわかりやすいんじゃないかな」

「昨年までの謎解きの方が無理難題だったよ。昨年はタイヤをうまく使いこなしたチームもあったが、偶然マシンとタイヤの相性が良かっただけだったのかも知れないよね。それ以外のチームはタイヤの作動レンジにかすりもしないで苦労を強いられた。マクラーレンを含めた大多数のチームは6~7ヶ月かかって、ようやくタイヤを上手く扱えるようになったんだ」

「でも今年のタイヤは全然違うよ。意味不明な謎の部分がほとんどなく、作動レンジに持ち込むのも簡単だ」

他方、レッドブルのマーク・ウェーバーは、新型タイヤは昨年とは違った意味でランダム要素があると言う。ウェーバーはピットストップの増加とグリップ獲得の難しさが、ことによるとトップチームのどこかが大失敗をする可能性もあると指摘した。

「タイヤ消耗の激しいレースでピットストップの回数が増えれば、ミスが増えるだろうし、その結果に番狂わせが起きるかもしれないよ」

《編集部》

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