日本通運は、ロシア現地法人のロシア日本通運がロシア連邦ウドムルト共和国イジェフスク市に「ロシア日通イジェフスク営業所」を開設したと発表した。
ロシアでは、自動車市場が急拡大しており、将来的には欧州最大の自動車市場になると見込まれている。モスクワ市の東方約1200kmに位置するイジェフスク市には、ロシア最大の自動車メーカーの主要関連会社があり、今後、日系自動車メーカーの製造も予定されている。また、自動車の増産に伴って各部品メーカーの進出も加速、関連する物流ニーズも高まっている。
今回、ロシアへの自動車関連物流への取り組みを加速するため、日系の物流会社として初となる同市に営業所を開設した。
同営業所は、物流業務の経験豊富なロシア人スタッフにより、日通グループの海外ネットワークを活用したトラック・海上・航空・鉄道による総合物流サービスをコーディネート、現地で輸出入通関業務をサポートする。
また、2012年4月に営業所を開設したトリアッティとイジェフスク間を結ぶ混載トラックサービスも提供し、高品質で安定した部品調達ルートの構築を目指す。
ロシア日通は、モスクワ、サンクトペテルブルグ、トリアッティ、ヤロスラブリ、ウラジオストクの拠点に加えて、同営業所を開設することで、今後もロシア国内で高まる自動車関連物流のニーズに対応していく。