日立造船、スイス排ガス処理設備とフィンランドごみ焼却炉が完工

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スイス排ガス処理設備換装工事
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日立造船は、ごみ焼却発電プラントの設計、建設、保守などを手がけるスイス子会社のヒタチ・ゾウセン・イノーバ(HZI)が、スイスで排ガス処理設備換装工事、フィンランドでごみ焼却炉建設工事を完了したと発表した。

排ガス処理設備換装工事は、スイスの廃棄物処理会社から排ガス処理設備の設計・据付工事・試運転を受注したもので、HZIが開発した重曹吹き込み式排ガス処理設備「Xerosorp」を適用した初めての工事となった。

Xerosorpは、排ガス中の酸性成分を除去するため、薬剤を従来の消石灰から重曹に変更したもの。従来の排ガス処理設備より低コスト、低エネルギーにより有害排出物を処理することが可能となる。

フィンランドで受注したごみ焼却炉建設工事は、廃棄物処理会社から焼却炉とボイラーなどの設計・据付工事・試運転を受注したもので、ボイラーで発生した蒸気の熱エネルギーを活用して、130kWの発電と400kWの地域熱供給を行う。ごみ焼却施設からの地域熱供給はフィンランドで初めて。

《レスポンス編集部》

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