中国の自動車メーカー、長城汽車(GWM)は、20億リンギを投資してケダ州に生産工場の建設を計画している模様だ。
英字紙「ザ・スター」が関係筋の話として報じたところによると、工場では東南アジア諸国連合(ASEAN)域内向けの低燃費自動車(EEV)を生産する。初期の生産能力は8万台となると見られている。現在マレーシア政府との投資に向けた協議が最終段階に入っており、3月にも発表されると見られている。間もなく発表が予定されている新国家自動車政策(NAP)にはマレーシアをEEVの域内ハブとするイニシアティブが盛り込まれると見られていることから、GWMはマレーシアに生産拠点の設立を行うという。
GWMは2011年第3四半期にマレーシアでの販売を開始した。マレーシア自動車協会(MAA)によると昨年マレーシア国内で173台を販売した。販売された車種の多くが商業用の車両だった。現在は2車種のみマレーシアで国内組立生産(CKD)を行っている。昨年はブルガリアに組立て工場を設立した。