三菱化学は、ブラジルに生産・販売新社を設立。南米に機能性樹脂事業の新拠点を確立し、成長著しい現地自動車産業への販売を加速させると発表した。
ブラジルにおける2012年の自動車生産台数は334万台で、南米全体の自動車生産の70%以上を占めており、今後も着実な成長が期待されている。
今回同社は、内外装部品など自動車用途に幅広く使用される熱可塑性エラストマー「サーモラン」や、接着性樹脂「モディック」の需要が大きく伸長すると見込み、現地での供給体制の確立を目指していく。
新会社「三菱化学パフォーマンスポリマーズ(ブラジル)社」は、資本金2000万レアル(約9億円)。2014年第2四半期より商業生産を開始、オレフィン系熱可塑性エラストマー「サーモラン」を年間4600トン生産する予定。