【ミャンマー】中国メディアの報道などによると、ミャンマー政府とカチン州の少数民族勢力「カチン独立機構(KIO)」は4日、中国の仲裁により中国雲南省瑞麗で停戦交渉を行ったが不調に終わった。双方は停戦交渉の継続には合意した。次回交渉は停戦監督の在り方などをめぐり、今月中に行われるとみられる。
カチン州では昨年6月に停戦合意が破られ、政府軍と反政府勢力による戦闘が続いていた。今回の停戦交渉は、カチン州からの難民増加を受け、ミャンマー・中国国境の情勢が不安定になっていることから、中国が仲裁役となって行われた。
ミャンマー政府は先月、反政府勢力の軍事的拠点を奪還したため、これ以上戦闘の必要はないとして、一方的に休戦を宣言した。