フィアット2012年通期決算、営業利益は59%増…欧州は不振

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イタリアの自動車大手、フィアットグループは1月30日、2012年通期(1-12月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、売上高は839億5700万ユーロ(約10兆4600億円)。2011年6月以降、米国クライスラーグループが連結対象に含まれたこともあり、前年実績に対して41%増と大幅に増加した。

また営業利益は、38億1400万ユーロ(約4750億円)。こちらも、クライスラーグループが連結対象となった効果で、前年実績に対して59%増を達成する。

2012年の世界新車販売台数(LCV含む)は、420万9000台。前年比は33%増と好調だった。

その一方、信用不安の欧州では後退。2012年の欧州新車販売は79万8542台で、前年比は15.8%減と2桁減だ。ブランド別では、アルファロメオが31.1%減の8万9962台と大きく減少。ランチア(クライスラーを含む)は9.2%減の9万3624台、主力のフィアットブランドは14.9%減の58万1885台と苦戦している。

《森脇稔》

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