【ケンウッド彩速ナビ】ハードキーを減らし、外枠をフルに活用

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ケンウッド『彩速ナビ』の2013年モデルには、他社のナビには無い彩速ナビだけの特徴的な機能がある。それは「外枠自体を静電スイッチにしている」ということだ。左右の上下と、画面上部に静電スイッチがあり、メニューを引っ張り出せるようになっている。

「我々はこの機能を“引き出し”と呼んでいます」と語るのは、2013年モデルの開発責任者であるカーエレクトロニクス事業グループの徳江純・アーキテクチャ設計部長。

「ハードキーは大きい方が使いやすいので個数を減らしたいけど、数少ないキーであれこれやろうとすると階層が深くなる。階層が深くなると運転中に使えない機能も出てくる。キーを設置する場所は限られている。いろいろ考えたけど、これという答えがなかなか出てこない問題でした(徳江部長)」

若手スタッフにも意見を求め、導き出された結論は「外枠をすべて使う」ということだった。枠から引き出すようにドラッグすることで、別縮尺の地図やAV画面が表示される。目的地設定などのメニューも引き出して表示するようになっている。スマートフォンによくあるアラート機能と似たようなイメージだ。

「別縮尺の地図と、AV画面は運転中にも使うことが想定されるものなので、左手で引っ張りやすいように左枠の上に地図、下にAVを配置しました。引き出し機能はスマートフォンの操作に慣れた若手スタッフだからこそ思いついたアイデアですね(徳江部長)」

引き出した画面をそのまま斜めにドラッグしていくと表示サイズも変わる仕組み。端まで引っ張っていくと画面自体が入れ替わるようになっている。AV画面のうち、動画はその画面に応じたサイズでエンコードをバックグラウンドで行っているが、これはデュアルCPUのパワーがあって初めて成し得たものだという。

《石田真一》

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