三菱商事とオランダ公営の総合エネルギー事業会社であるEneco社は、欧州の洋上風力発電事業分野で戦略的提携を行うと発表した。
また、Eneco社がオランダ沖合に建設予定のルフタダウネン洋上風力発電所の持分の50%を、三菱商事がEnecoより取得し、建設・運営を両社共同で行うことに合意した。
同発電所は、ノルドバイク市の沖合23キロに位置し、2015年から敷地内に40本を超す風車を稼働させる予定。出力は13万kWであり、オランダの15万世帯の電力を賄う規模となる。
また、両社は現在Eneco社が保有・操業中のプリンセス・アマリア洋上風力発電所での協業や、Eneco社が業務用の電気自動車を導入する際に三菱商事が側面支援をすることも検討している。
なお、三菱商事はEneco社との戦略的提携により、今回はじめて本格的な洋上風力発電事業に進出することとなる。