日野自動車は、新田工場(群馬県太田市)東側に隣接する拡張地で新機械工場(デフセンター)の起工式を実施した。
起工式では、太田市の清水聖義市長を始めとする地元関係者を来賓として招き、日野の白井芳夫社長ほかが鍬入れの儀式を行い、工事の安全を祈願した。
デフセンター建設の投資額は約130億円。稼動開始は2014年度前半を予定しており、現在日野工場と新田工場に分散している大中小型デフの生産を移管・集約する。
同社は、中期経営計画に基づき、継続的成長や構造改革の実現のために、グローバルに最適な生産体制の構築を推進。コア部品は日本で集中生産、海外各市場固有の仕様が求められる周辺部品は現地で調達・生産する計画を立てている。
同計画において車両組立(大中型トラック)を古河工場(茨城県古河市)に移管する一方で、新田工場はユニット工場として、エンジンやトランスミッション、デフキャリアの生産工程を集約。一貫生産を行うとともに、内製粗型材の海外への供給拠点としての役割を担っていく。