NASAのジェット推進研究所は、渦状銀河のイメージの中に、新たな矮小銀河の存在があることを確認した。
この巨大な縞のある銀河「NGC 6872」のイメージはヨーロッパ南部観測所の巨大望遠鏡から得た可視光線イメージと、NASAのGAREXによる遠紫外線(1,528オングストローム)データ、そしてNASAのスピッツアー宇宙望遠鏡から取得した3.6ミクロン赤外線データを合成したものである。
そのイメージの中に、以前の観察では発見できなかった、多数の熱い若い星々の存在を示す干満のある矮小銀河の候補が、紫外線の中にだけその姿を現していることが確認された。NGC 6872と互いに影響し合う小さな円盤銀河、IC 4970は渦の中心地域に位置している。渦はその伸ばされた腕の先端から別の先端まで522,000光年の幅を持ち、それは我々の天の川銀河の約5倍の大きさを持つ。
GALEXミッションはパサデナにあるカリフォルニア・インスティチュート・オブ・テクノロジーによって先導されている。