【BMW 7シリーズ 改良新型】ドライブアシストシステムのさらなる充実

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BMWのフラッグシップモデル、『7シリーズ』がマイナーチェンジし、進化したドライブアシストシステムが新たに搭載された。

同車試乗会において、BMWマーケティング・ディビジョンプロダクト・マネジメント・マネジャーの岡田祐治さんは、まず4つのドライブアシストシステムが含まれる、ドライビング・アシスト・プラスを説明する。具体的には、「前車への追突の危険がある場合に、ドライバーへ警告を発する前車接近警告機能。そして、その警告を出したにも関わらず、さらに近づいて危険がある場合に、自動的にブレーキをかけて衝突を回避、被害の軽減を図る、衝突回避・被害軽減ブレーキ。レーンからの逸脱をドライバーに警告する、レーン・デパーチャー・ウォーニング。前車との車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行うアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)が含まれています」

そのひとつ、衝突回避・被害軽減ブレーキは、「ミリ波レーダーシステムがフロントバンパー内に組み込まれ、さらに、ルームミラーにカメラシステムが装備され、この2つのモニターシステムによって、前車との距離などをモニターしています」。この結果、「時速約40kmまでであれば衝突を回避することが可能なシステムとなっています」という。

そして、これも新しい機能だとして、アクティブ・プロテクションを挙げる。これは、「衝突の危険性が高まった場合に、例えばシートベルトを自動的に巻き上げたり、寝ていたシートポジションを起こしたり、開いている窓ガラスがあれば閉めるなど、衝突の際の被害を最小限にする準備運動をするものです」。さらに、「クルマがドライバーの疲労を検知すると休憩を促すメッセージを表示するシステムも備えています」。この、アクティブ・プロテクションは全車標準装備だ。

その他、前述のドライビング・アシスト・プラスやBMWヘッドアップディスプレイ、トップ・ビュー+サイド・ビュー・カメラといった新しいドライバー支援システムなどはエントリーの6気筒モデルを除いて全車に標準装備される。さらに縦列駐車をサポートするパーキングアシスト機能も新たにオプション設定されるなど、フラッグシップに相応しい装備面の向上も図られた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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