日本海事協会は、ブラジルにある「リオデジャネイロ事務所」が、ブラジル国家石油庁(ANP)からローカルコンテント認証機関として認可されたと発表した。
ブラジルでは、自国産業育成の観点から、現地生産の機器や部品を一定の割合以上利用することを義務づけるローカルコンテントの制約を設けている。ただ制度が複雑でブラジルへの参入が難しいのが現状だ。
一方で、ブラジルでの海洋での石油・ガスの生産は、今後も大幅に増加する計画が立てられており、造船・舶用産業分野の需要も増加する見込み。
こうした中、今回、ブラジルに進出する日本の造船・舶用産業は、日本海事協会からローカルコンテントの認証を受けられることになる。
日本海事協会は、ブラジルの海洋開発分野へ進出または、進出を検討している造船・舶用産業に対して、現地での生産活動を支援する。