日本通運は、子会社の欧州日本通運がエジプト・アラブ共和国に「エジプト日本通運」を設立し、2013年1月から営業開始すると発表した。
エジプトは、BRICsに続くNEXT11の一国にも数えられ、北アフリカ・アラブ地域で各国企業の生産拠点として、今後、大きな成長が見込まれている。アジア・インド地域とヨーロッパを結ぶスエズ運河を持つ地理的特性から、マグレブ諸国を含む北アフリカへのゲートウエイとして、物流の中核地となることが期待されている。
今回、アフリカ大陸における初の現地法人をエジプトに設立することで、日本通運は現地輸出入業務を始め、エジプトをハブとしたアフリカ諸国への輸送スキーム構築、ロジスティクス業務など、エジプト、アフリカ地域で高まる物流ニーズに対応していく。
同社では今後も、成長が見込まれるアフリカ市場へ積極的に進出し、グループのグローバルネットワークを拡充していく方針だ。