12月19日付のベトナム紙トイバオキンテーによると、ベトナムの民間ゼネコンN&GとDOJI、ハネルからなるコンソーシアムは17日、ハノイ市フースエン区で、日系企業向けの「ハノイ南部裾野産業工業団地(ハンシップ)」の起工式を行った。
「ハノイ南部裾野産業工業団地(ハンシップ)」は総計画面積は約640ヘクタールで、第1期工事は83ヘクタール(工場50ヘクタール、従業員住宅など33ヘクタール)を造成する。
ハノイ市が、新都市開発の核の一つとして位置付けており、将来は2000ヘクタールまで拡張可能という。日本の基準に沿った先端工業団地として、設計は日本の日本設計が行った。N&Gは日本企業に対し、(1)資金の低利融資(2)行政手続きの迅速化(3)エンジニアらの人材供給‐‐などを提示しているという。
ハンシップでは、日本のフォーバルが近くN&Gとコンサルタント契約を結ぶ予定のほか、国際協力銀行(JBIC)の低利融資や官民連携(PPP)方式など、公的資金の活用も検討されているという。