エアバスは、未来の航空輸送を描く斬新なアイデアを募集するコンテスト「フライ・ユア・アイデア2013」に、世界中の大学生6000人以上が参加登録したと発表した。登録者数は前回のコンテスト登録者数の約2倍となる。
コンテストは、世界中の大学生を対象に、より持続可能な航空産業を実現させるための画期的なアイデアを募集するもの。コンテストは3次審査まであり、エアバス従業員や業界の専門家らが審査する。
日本からは現在11チームが第1次審査でアイデアの概要を提出し、審査されている。最終審査に進んだチームは来年開催されるパリ航空ショーに招待され、そこでアイデアの最終発表を行う。
最優秀賞チームには賞金3万ユーロ、2位のチームには1万5000ユーロが贈呈される。
今回のコンテストで募集したアイデアは航空業界が直面する主要な課題である「エネルギー」、「効率性」、「実現可能な成長」、「乗客の快適性」、「コミュニティーへの配慮」に関係する提案。
エアバスはアイデア・コンテストを開催することで将来を担う若者に対して航空業界への興味を促進し、未来のエンジニアの育成を支援する。コンテストはUNESCO(国際連合教育科学文化機関)がサポートしている。