スマートソーラーインターナショナル(本社・宮城県仙台市)は「エコプロダクツ2012」に画期的な太陽光発電システムを出品した。これは、太陽光と太陽熱を利用したハイブリッド型で、従来の太陽光発電に比べて2倍以上のエネルギーが得られるそうだ。
「これまで利用されていなかった太陽熱も効率的に回収しようと開発しました。蓄えた熱は空調や温水などに再利用できるので、光熱費を大幅に削減できると思います」と同社関係者は説明する。
集光ミラーは太陽を追尾する方式になっているので、明け方や夕方でも高い発電量が確保できるという。唯一ともいえる欠点は、平らなところにしか設置できないこと。したがって、民家の屋根には不向きなのだ。
「今年春から販売を開始し、名古屋市のオフィスビルや宮城県のビニールハウスなど4カ所に設置されました。引き合いも徐々に増えていますので、来年度には10億円以上の売り上げを目標にしています」と同社関係者。ちなみに価格は1台10万円だ。