米ジョージア州アトランタのハーツフィールド-ジャクソン国際空港でインターネットを使ったセルフ・チェックインを利用する乗客が、これまでで最高の39%に到達した。
SITAの主要な国際空港における調査によると、キオスクやモバイルでのセルフサービスを含めると総計で85%の乗客が空港カウンターを避けてセルフサービス・チェックインを利用しており、昨年から10%増加している。
しかし、ウェブやキオスクによるチェックインは、徐々に頭打ちに至る傾向が見られる。
モバイルによるチェックインが2011年の3%から、今年には6%にまで倍増することが予想されているものの、アトランタからの乗客の75%がスマートフォンを使用しているという状況にも関わらず、現在のところモバイルによるチェックインの中は少数だ。
アトランタの乗客にとって、モバイルを使った航空券の予約やパーキング、食事、アップグレードなどの付随的なものの購入、フライトの検索などに対する関心は世界的水準に比べると低く、リアルタイムのフライト状況の更新だけが91%と、世界水準の89%を超えている。
SITAアメリカの社長である、パウル・ホウトン氏は「スマートフォンは次の論理的なステップになるが、モバイル・アプリケーションの恩恵を活用するにはしばらくの時間を要するだろう。」と述べ、さらにアジア圏においてモバイル・セルフサービスへの要望が高いことにも言及した。
また、フェイスブックやグーグルプラスなどのソーシャルメディアが生活活動の中心になるであろうという大方の見方にも関わらず、その93%を米国人が占めるアトランタの乗客達はソーシャルメディアが航空旅行に大きな役割を果たすことはないと見ている。