ジョホール州南部の開発計画「イスカンダル・マレーシア」の開発推進母体、イスカンダル地域開発庁(IRDA)は、ハラル(イスラム教の戒律に則った)産業の拠点の設立を計画している。
イスマイル・イブラヒム最高責任者は英字紙「ザ・スター」のインタビューに対し、農業研究開発院(MARDI)のマルディ・コープが現在、事業化調査を行っていることを明らかにした。調査は来年1月終わる予定だ。ハラル産業拠点の計画は2006年から2025年までの総合開発計画の一環として行われる。開発予定地として、空港や高速道路へのアクセスが良いことから、イースタン・ゲート、ウェスタン・ゲート、セナイ−クライが候補に挙げられている。
IRDAはイスカンダル地域をハラル食品と農産物加工の拠点にする方針だ。イスカンダルをハラル食品の拠点とすることで、国内外からハラル食品加工事業の誘致に繋がると見込んでいる。すでに中国や、インドネシア、インド、中東、シンガポール企業からハラル拠点の投資に関して問合せを受けているという。