中部電力は、岐阜県が所有する阿多岐(あたぎ)ダムと丹生川(にゅうかわ)ダムの直下に、ダムの落差と放流水を利用した維持流量水力発電所を建設すると発表した。
同社は、2011年10月に岐阜県から、県が所有するダムにおける発電所建設の可能性について打診を受け、検討を進めてきた。その結果、阿多岐ダムに2015年度の運転開始を目指し、発電出力190kWの阿多岐水力発電所を、丹生川ダムに2016年度の運転開始を目指し、発電出力350kWの丹生川水力発電所を建設することとした。
また、阿多岐ダム、丹生川ダムと同様に岐阜県から打診を受けた、建設中の内ヶ谷ダムにおける維持流量水力発電所の開発計画についても、引き続き検討を進めていく。