【パナソニック ストラーダ Lシリーズ インプレ後編】機能アップしたスマホ連携「ここいこ」でドライブ旅行をデザイン…会田肇

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クルマに乗り込み、ナビが起動した時点でナビ側へ目的地が送信される(Android版のみ)。
  • クルマに乗り込み、ナビが起動した時点でナビ側へ目的地が送信される(Android版のみ)。
  • Android端末であれば、ナビもスマホも電源が入っており、かつ既にペアリングが過去に済んでいる状態であれば、自動送信が可能。iPhoneの場合は自動的に”送信しますか”が現れ、はい”を押して送信する。
  • 会田肇氏
  • 一度使ってしまうとナビ側での入力がわずらわしく思えてくるほど使いやすい。
  • スマートフォンから飛ばした紙飛行機(データ)が、ナビ側へ到着。
  • パナソニック『ストラーダLシリーズ』、プリウスα用は8インチサイズだが、車種によっては7インチのラインアップもある。
  • コンシェルジュ機能が新たに加わった。
  • 現在地周辺の観光スポットやグルメスポットを推奨してくれる。

この秋に、メモリータイプの新型モデルが登場した車種専用設計ナビ・パナソニック・ストラーダ『Lシリーズ』は、好評のスマホ連携「ここいこ」の機能アップも見逃せないポイントだ。

◆スマホアプリ「ここいこ」が機能アップ、送信予約や「寄り道コンシェルジュ」に対応

この機能は、検索した目的地の緯度経度情報をBluetoothによってカーナビ本体に送信し、自動的にルート探索を行うというもの。カーナビ本体は最新のスポットデータにリアルタイムで対応できないが、常に最新のスポットデータで目的地が検索できるスマホならではのメリットを最大限に活かした機能なのだ。

今回のアプリのバージョンアップによって、新たに季節や時間等の情報から現在地付近のお勧めスポットを紹介する「寄り道コンシェルジュ」、車外で検索した目的地を送信予約できる機能も追加(Android版)。「寄り道コンシェルジュ」は昼時になれば、自動的にランチを提供する店をリストアップ。もちろん、違うジャンルのスポットを探してもらうことも可能だ。

◆音響設定も車種専用

Lシリーズでは独自の音響効果「音の匠」の採用し、車種ごとの異なる車内環境に合わせて音響をチューニングしている。音響セッティングは車種別のデータをWebからダウンロードして簡単に設定できる。

また、ステアリングスィッチでのオーディオの切り替えや音量調整といった操作も同梱のSDカードから車両情報とともに一括設定が可能だ。

もちろん、ストラーダ伝統の車内で美しい映像を楽しめる最新のカーAV技術も投入されている。パナソニック独自の「PEAKSプロセッサー」とワイドVGAモニターを組み合わせ、カーナビではトップクラスの高画質を実現。地デジは安定受信に大きく貢献する4チューナー×4アンテナを採用し、12セグ/ワンセグの切換もスムーズだ。小画面を使ってAVソースと地図の同時表示を可能にしたり、SDカードによる録画番組の再生にも対応している。

更にiPod/iPhoneをオプションケーブルで接続すれば、曲名やアーティスト名の他、ジャケットも表示。SDカードには再生中のCDを最大4倍速で、しかもSDオーディオ規格による高音質収録にも対応しており、カーAVにこだわりたい人にも十分満足できる内容だ。

◆純正ナビに物足りなさを感じていた人に

パナソニック・ストラーダの『Lシリーズ』は、8型モデルと7型モデルの2機種がラインナップされ、いずれも車種ごとの専用設計でカスタムフィット並みの取り付けを実現した「Lシリーズ専用ビューティフルキット」を組み合わせられる。

新Lシリーズの対応車種は、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』『プリウス』『プリウスα』に対応する8V型ワイドの「CN-LS810D」と、ホンダ『フリード』、ダイハツ『ムーヴカスタム』、トヨタ『アクア』に対応する7V型ワイドの「CN-LS710D」の2機種。昨年秋に発売されたHDDモデルのLシリーズ(「CN-L800」シリーズ)も継続販売されており、こちらは日産『セレナ』、ホンダ『ステップワゴン』『フィット』『フィットハイブリッド』『フィットシャトルハイブリッド』が用意されている。

タッチ/フリック操作やピンチイン/アウトによる優れた操作性、そしてスマホ連携「ここいこ」のさらなる進化により、魅力は一段と高められた。見ても使っても、使う人を満足させるクオリティをもたらしてくれるLシリーズは、純正ナビに今ひとつ物足りなさを感じていた人にとっても最適な一台になることは間違いない。

《会田肇》

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