国土交通省は16日、自動車の低速走行時に側方の視認性を向上させるための照射灯基準を新設すると発表した。
自動車が発進し低速で走行する際に、車両横側の運転者からの視認性を向上させるため、発進時等からの低速走行時に側方を照射する灯火を装備した場合の基準を新たに規定する。ドアミラーの下部などに装備する。
今年11月18日以降に製作される自動車に適用する。
国連欧州経済委員会の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)の第156回会合での国際基準改定を受けて行うもので、側方照射灯以外にも車室外乗降支援灯についても規定した。
これらを盛り込んだ道路運送車両法に基づく保安基準等を改正し、18日から施行する。