10月のヒュンダイ米国新車販売、2年2か月ぶりに減少

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韓国ヒュンダイモーターの米国法人、ヒュンダイモーターアメリカは11月1日、10月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は5万0271台。前年同月比は4%減と、2年2か月ぶりに前年実績を割り込んだ。

乗用車系では、主力中型セダンの『ソナタ』が1万6773台を販売。前年同月比は7.8%減と、3か月連続で前年実績を割り込んだ。一方、小型車の『エラントラ』は1万4512台を売り上げ、前年同月比は11.6%増と4か月連続で増加。これは5ドアハッチバックの『エラントラGT』と、2ドアクーペの投入の効果が大きい。

一方、入門コンパクトカーの『アクセント』は、前年同月比30.2%減の3373台と、2か月連続の前年割れ。大型セダンの『アゼーラ』は新型投入により、前年実績の20倍を超える840台を登録する。

また、高級4ドアサルーン&2ドアスポーツクーペの『ジェネシス』は、2013年モデルの発売を控えて、前年同月比16.4%減の2175台と引き続き減少。新型コンパクトスポーツクーペ、『ベロスター』も10月は2464台にとどまり、前年同月比は33.8%マイナスと、急減速。

SUV系では、新型を投入した『サンタフェ』が前年同月比15.8%増の6022台と、2か月連続で増加。しかし、『ツーソン』は8.6%減の3451台と、4か月ぶりに前年実績を下回った。

ヒュンダイの2012年1-10月米国新車販売は、前年同期比8.2%増の59万0085台。同社のデイブ・ズコフスキー副社長は、10月販売が落ち込んだ要因として、「ハリケーン・サンディや大統領選挙の影響」とコメント。ヒュンダイに関しては11月1日、米国で販売する新車の燃費を誇張していたことが発覚しており、今後の新車販売に与える影響が注目される。

《森脇稔》

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