ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは10月30日(日本時間10月31日未明)、米国ラスベガスで開幕するSEMAショー12において、『ILX』のレーシングカーをワールドプレミアする。
アキュラILXは2012年2月、シカゴモーターショー12でデビュー。新型ホンダ『シビック』のアキュラバージョンで、アキュラブランドの新たな入門小型4ドアセダンに位置づけられる。
ILXのレーシングカーは、米国で開催される耐久レース参戦を想定し、アキュラの研究開発部門が製作。カーボンファイバー製のフロントリップスポイラーや大型リアウイング、地を這うように低められた車高が目を引く。
足回りはエンケイ製の18インチホイールに、BFグッドリッチ製の「R1」タイヤの組み合わせ。H&Rのレーシングサスペンションも奢られる。室内にはロールケージやバケットシートを装着。市販車に対して、大幅な軽量化も果たす。
搭載エンジンは基本的にノーマル状態。2.4リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力201psを発生。レース参戦用に、吸排気系をチューニングした程度だ。
このアキュラILXの耐久レーサーは2012年12月上旬、米国カリフォルニア州で開催される「サンダーヒル25時間レース」に参戦予定。アキュラはILXの優れた性能をアピールする計画だ。