日野自動車が発表した2012年9月中間期の連結決算は、経常利益が前年同期比126.7%増の280億円と大幅な増益となった。
国内売上げ台数は、小型トラック新型『デュトロ』投入効果もあって同26.3%増の2万台と好調だった。海外売上げはインドネシアやタイなどアジアが好調で同48.0%増の5万7000台となった。日野ブランドのトラック・バスは同41.6%増の7万7000台となった。
また、トヨタ向けは『ランドクルーザープラド』が増加、同35.7%増の8万6000台となった。これらの結果、売上高は同29.5%増の7454億円と増収となった。
営業利益は、生産・販売台数増加に伴う諸経費の増加や為替円高などの影響を受けたものの、売上高が増加したことと、採算改善・原価低減活動を実施したことで、ほぼ倍増となる同99.3%増の297億円となった。当期純利益は、昨年同期に東日本大震災による特別損失61億円を計上したこともあり、6億円の赤字から185億円の黒字へと転換した。