三菱自動車は、ツーリングSUV『アウトランダー』をフルモデルチェンジし、10月25日より販売を開始した。
新型アウトランダーは、「Leading the New Stage(=SUVを新たな次元へと導く)」をテーマに掲げ、先代の優れた特長を継承しながら、先進安全装備・高性能4WD等による優れた安全性能や、低燃費化技術・軽量化等による高い環境性能を実現。そして外観・内装・走りなど全体的な質感を向上させた。
商品展開は、2.4リットルガソリンエンジン搭載の4WD車「24G/同セーフティパッケージ/同ナビパッケージ」と、2.0リットルガソリンエンジン搭載の2WD車「20G」の計4グレード構成。先代モデルから約22%(4WD/2.4リットル仕様)の大幅な燃費向上により、全車で2015年度燃費基準を達成。エコカー減税(50%)に対応した。
また、三菱車として初採用となる先進安全技術「e-Assist」を「24Gセーフティパッケージ」「24Gナビパッケージ」に標準装備。「24Gセーフティパッケージ」とベースグレード「24G」の価格差を9万5000円に抑え、買い得感のある安全装備とした。
新型アウトランダーは、先に登場した『ミラージュ』同様、三菱自動車のグローバル戦略車として、世界市場に順次展開。既に今年7月にロシア、9月に欧州で販売を開始し、ロシアでは受注台数が1万台(9月末時点)を超えるなど好調なスタートを切っている。日本での発売以降は、オセアニア、北米等への投入を予定している。
なお、同車をベースに、電気自動車派生の「プラグインハイブリッドEVシステム」を搭載した『アウトランダーPHEV』は、2013年初めに国内発売する予定。
価格は242万7000円から310万円。