韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。同社がブラジルに工場を建設し、現地生産に乗り出す可能性が出てきた。
これは10月23日、『ロイター』が報じたもの。10月22日、ブラジルで開幕したサンパウロモーターショー12の会場において、同メディアの取材に応じたキアのブラジル法人のJose Luiz Gandini社長は、ブラジルでの現地生産を検討していることを明かしたという。
中国、アメリカなどに続いて、世界第四の新車市場に成長したブラジル。そのブラジルでキアが現地生産に踏み切るとしたら、その理由は何か。
Jose Luiz Gandini社長は、「米国では輸入車が安く買えるのに、ブラジルでは割高。それは輸入車に対するブラジルの関税が高いからだ」と述べ、関税が高いことを現地生産検討の理由に挙げた。
ブラジルでは現在、輸入車に対する関税を30%に引き上げる計画がある。そうなると、キアだけでなく、ブラジルへの生産シフトが進む可能性がある。