韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズは10月10日、9月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は24万6733台。前年同月比は13.3%増と、8月の7.4%増を上回り、2桁増を達成した。
市場別では、北米が引き続き好調。北米では9月、5万5135台を販売。前年同月比は31.3%増と大きく伸びた。とくに米国では、25か月連続で前年実績を上回る好調さが続いている。
また、欧州では9月、5万5981台を売り上げ、前年同月比は18.5%増を記録。中国では9月、4万6676台を販売したものの、前年同月比は1.1%増と微増傾向にある。一方、地元韓国では3万9030台にとどまり、前年同月比は7%減と2か月連続で前年実績を割り込んだ。
車種別の9月実績では、入門コンパクトカーの『リオ』が、4万3552台で最量販モデルに君臨。SUVの『スポーテージ』が3万5098台でこれに続いた。小型セダン&クーペの『フォルテ』は3万1062台。ミッドサイズセダンの『オプティマ』は2万4374台、SUVの『ソレント』は1万9831台を売り上げた。
キアモーターズの2012年1‐9月世界新車販売は、前年同期比11.3%増の203万4787台。キアモーターズのTae-Hyun Oh副社長兼COOは、「9月はとくに北米や欧州の新車販売が好調。フラッグシップ高級車の『クオリス』の発売も控えている」と述べ、今後の販売に期待を示している。