ホンダの中国現地法人は10月9日、9月の中国新車販売の結果を明らかにした。
同社の発表によると、総販売台数は3万3931台。前年同月比は40.5%減と大きく落ち込み、8か月ぶりに前年実績を下回った。
中国では9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが出ている。マツダやスズキと同様、ホンダの9月中国新車販売も、その影響をまともに受けた形。
ホンダの2012年1‐9月中国新車販売台数は、前年同期比9.5%増の46万9993台。ホンダは2012年、中国において、前年比2割増の75万台の新車販売を計画している。9月の大幅な落ち込みにより、この目標達成が困難になった。
ホンダの中国合弁には、広州汽車との広汽本田、東風汽車との東風本田の2社がある。広汽本田は『アコード』(日本名:『インスパイア』)などを、東風本田は『CR-V』などを製造・販売している。