KEN OKUYAMA DESIGN「価格以上の価値を提供したい」

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IDC大塚家具とKEN OKUYAMA DESIGNがインテリア分野で事業提携
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  • 大塚家具代表取締役社長の大塚久美子氏(左)とKEN OKUYAMA DESIGN代表の奥山清行氏(右)

総合インテリア販売の大塚家具と、KEN OKUYAMA DESIGNは商品開発等で事業提携を行うことを発表した。

この事業提携で2社が目指すことについて、大塚家具代表取締役社長の大塚久美子氏は、「(家具を)使ってもらって初めて、生活というのは豊かになります。生活を英語で“life”といいますが、人生とも訳せます。日々の生活を豊かにすること、大切にすることが、人生を大切にすることにつながると思います」と述べ、「それを実現するために手に入るようなコストに下げて、無駄のないモノ作りをしなければいけません。そのために我々は創業以来ずっと、作ったところから直接ユーザーに届けるための流通の改革ということをしてきました。そして、その仕組みがまさに今回、一番いい形で生かせるようなパートナーシップが組めたと思っています」

また、「安いモノだったら何でもいいという価値観が一部にありますが、もう一度生活を大切にするということの良さを打ち出していきたいのです。そして住まいの質を上げていくという取り組みを一緒にしていきたいと思っています」と話す。

KEN OKUYAMA DESIGN代表の奥山清行氏は、「僕が見本としている12年住んだイタリアでも、70年代に大量生産から、イギリスやアメリカ、フランスやドイツなどの列強に挟まれて、モノの方向性がわからなくなっていた時代がありました。その中で彼らが見出したのは、ブランドといったものをしっかり作って、若干価格は高くても、それ以上の価値を持つモノでした。それが、いまのイタリアの色々な素晴らしい商品になっているのです」という。そして、「ちょうど日本がそういった時期に来ているんじゃないかと思います。いま日本は閉塞感が漂っています。今回の事業提携を通して、この閉塞感を打破していって、新たらしい未来に向けた文化的に豊かな暮らしといったものを、この家具を通してどしどし演出をして情報を発信していければと考えています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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