コマツは、オフロード法2011年基準に適合したアーティキュレートダンプトラック2機種「HM300-3」、「HM400-3」を10月1日から発売した。
新しい2機種は、日本の特定特殊自動車排出ガス2011年基準、北米のEPAティア4 Interim、欧州のEUステージ3Bの各排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを搭載する。
従来機に比べ、積載質量、ボディ容量、エンジン出力、リターダ容量を向上させる一方で、燃料消費量をHM300-3では最大8%、HM400-3では最大14%低減した。
アクセル操作のみで滑りやすい路面や、軟弱地を走破する新開発のコマツトラクションコントロールシステム(KTCS)の搭載に加え、キャブへのアクセス部分に、ピンスパイクタイプの滑り止めプレート、エンジンフードの周りにはハンドレールを設け、安全性の向上を図った。
車体のショートノーズ化と運転席のキャブ中央配置により、左右バランスの良い広い視界を確保、車両後方確認のためにカラーリヤビューモニタを標準搭載した。機械モニタには鮮明で見やすい高精彩7インチLCDモニタを採用し、エコガイダンスなどの表示により省エネ運転のサポートも行う。
このほか、新車購入時に自動的に付帯される国内で初となるパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れた新たなサービスプログラム「コマツ・ケア」を提供する。
価格はHM-300-3が5265万円。販売目標は2機種合計で15台。