プジョー・シトロエン・ジャポンの上野国久社長は9月20日都内で会見し、仏プジョーがパリモーターショーで初公開する208シリーズの最強モデル『GTi』を2013年夏に日本国内で発売する計画を明らかにした。
プジョー・シトロエン・ジャポンは同日、プジョーブランドの新型車『208』シリーズを11月1日から順次販売を開始すると発表した。
会見で上野社長は「今年導入するのは3ドアと5ドアそれぞれ2モデル。3ドアの『GT』、5ドアの『Premium』と『Cielo』が11月1日、1.2リットル3気筒新型エンジンを搭載した3ドア『Allure』は12月1日に発売し、この4モデルで今年末までに1000台の販売を計画している」と述べた。
さらに「208はワゴンタイプ、カブリオレタイプの派生車種の発売予定はなく、ハッチバックだけのシンプルな車種構成でアイデンティティの強いデザインを訴求していく」とした上で、「デザインとしてのより完成度の高い3ドアには今年のパリモーターショーで発表されるGTiをラインアップに加えアイデンティティの確立を目指す。GTiは来年の夏に発売を予定している」という。
11月に発売する5ドアの『Premium』と『Cielo』はいずれも1.6リットル直列4気筒エンジンを搭載するが「来年の夏ごろに1.2リットル3気筒エンジン」に切る換えることも明らかにした。加えて「1.2リットルエンジン搭載モデルには来年末にアイドリングストップ機構を加えることで一段と燃費向上を図る」としている。
また上野社長は「208GTiは歴史的に評価の高い『205GTi』のモチーフを取り入れながらも洗練されたデザインで、1.6リットルツインスクロールターボエンジンを搭載し、200馬力を発揮する。来年は208シリーズで4000台の販売を計画している」と語った。