韓国ヒュンダイモーターの欧州主力コンパクトカー、新型『i30』。同車に新たなラインナップとして、3ドアハッチバックが追加される。
これは9月13日、ヒュンダイモーターヨーロッパが明らかにしたもの。フランスで9月27日に開幕するパリモーターショー12において、i30の3ドアをワールドプレミアすると告げられたのだ。
新型i30は2011年9月、フランクフルトモーターショー11でデビュー。フォルクスワーゲン『ゴルフ』やルノー『メガーヌ』などのライバルがひしめく欧州の最量販市場、Cセグメントに投入された。
当初、5ドアハッチバックだけだった新型だが、2012年3月のジュネーブモーターショー12では、『i30ワゴン』を発表。そして今回、3ドアハッチバックが新登場する。
3ドアのi30は、Aピラーから後方を専用設計。5ドアよりも、軽快で若々しい雰囲気を持たせた。グリルやバンパーなどの細かい部分も、3ドア専用デザインとした。
搭載エンジンは、i30シリーズ共通。4種類のエンジンが用意される。とくに、1.6リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力が128ps、CO2排出量が97g/km。ヒュンダイによると、パワーに対する環境性能の高さは、セグメント随一だという。
i30の3ドアは、ヒュンダイのチェコ工場で生産され、欧州主要国へ投入。ヒュンダイモーターヨーロッパのアラン・ラシュフォースCOOは、「我々の欧州Cセグメントにおける存在感を、さらに強固なものにするだろう」と述べている。