米国を抜いて、3年連続で世界最大の新車市場に君臨する中国。その中国で、トヨタ自動車が大幅な販売増を目指していることが分かった。
これは9月6日、中国四川省の成都市で開催された自動車会議において、トヨタ自動車の新美篤志取締役副社長が明らかにしたもの。同副社長は、「2015年までに、中国での年間新車販売台数を180万台へ引き上げるつもりだ」と宣言したのだ。
トヨタの2011年中国新車販売実績は、88万3000台。前年比は4%増だった。今回の同副社長の発言でトヨタは、今後2‐3年で、中国での販売を倍増させるという意欲的な目標を示したことになる。
ちなみに、米国の自動車最大手のGMは2011年、中国で前年比8.3%増の255万台を販売。欧州自動車最大手のフォルクスワーゲングループは2011年、前年比17.2%増の225万台を中国で販売している。