ホンダは、室内の広さと多彩な荷室のアレンジを活かし、車いす利用者にも開放感のある空間を実現した「N BOX + 車いす仕様車」の発売を8月30日より開始した。
新型車は、車いすでの乗降を補助する電動ウインチを標準装備。被介護者の体重にかかわらず一定速度での乗り降りが可能。さらに、車いすのハンドルグリップを持ちながらでも操作しやすいリモコン付きで、介護者の負担を軽減する。
また、ダイブダウン機構により、リアシートを床に沈み込むように収納でき、車いす利用者の足元や顔まわりに開放感のある空間を提供する。
さらに、新開発の3段階スライド式のアルミスロープを採用。アルミスロープの床下収納を可能とし、テールゲートからの荷物の出し入れを容易にした。くわえて、大小2つのマルチボードを活用することで、車いす仕様車としてだけでなく、日常生活からレジャーまで幅広い用途に利用できる仕様としている。
新型車はクラス初となる4WDを全タイプに設定、価格は143万円から185万5000円。
なお同社では、「N BOX +」標準タイプを、車いす仕様車に変更できる装備キットを年内に発売する予定。