欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループとインド自動車大手、マヒンドラ&マヒンドラ。両社がインド北部に、相次いで新工場を建設する可能性が出てきた。
これは8月7日、インドの地元紙、『ビジネス・スタンダード』が報じたもの。同メディアの取材に応じたインド・ウッタラカンド州の政府高官は、「自動車メーカー2社(マヒンドラ&マヒンドラとフォルクスワーゲングループ)から、ウッタラカンド州に工場を建設したいとの提案を受けている」と明かしたというのだ。
インド新車市場(乗用車)では、マルチスズキがトップシェアを握り、韓国のヒュンダイモーターと、地元のタタモーターズでベスト3を形成している。フォルクスワーゲングループとマヒンドラ&マヒンドラは、どちらもトップ3を追撃する立場。新工場の建設により、インド市場の成長に応じた生産台数の増強を目指すものと推測できる。
両社がウッタラカンド州に建設する新工場に関して、同メディアは、「マヒンドラ&マヒンドラが広さ2万8300アール、フォルクスワーゲングループが広さ1万2000アール程度になる」とレポートしている。