コマツが発表した2012年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比18.5%減の557億円と大幅減益となった。
売上高は同4.9%減の4699億円。建設機械・車両部門では、鉱山機械分野で堅調に推移したものの、一般建設機械分野では、前年同期に比べ中国の販売がほぼ半減した。
売上げ数量の減少に加え、為替差損が収益を圧迫。税引前四半期純利益は同25.1%減の512億円、当期純利益は同42.3%減の321億円となった。
通期業績見通しは、需要の下振れリスクや為替の円高傾向の影響を織り込み、下方修正。売上高は1300億円減の1兆9700億円、営業利益は530億円減の2620億円、税引前純利益は560億円減の2520億円、当期純利益は330億円減の1570億円とした。