豊田合成が発表した2012年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、最終損益が65億1000万円の黒字となった。前年同期は35億7000万円の赤字だった。
東日本大震災やタイ洪水以降の自動車生産の回復により、売上高は前年同期比61.0%増の1511億3700万円と大幅増収となった。
収益では、製品構成の変動などの影響があったものの、増販効果や合理化の実施などにより、営業利益は118億8700万円、経常利益は112億9600万円と、いずれも前年同期の赤字からの回復を果たした。
中間期業績見通しは、エコカー補助金などによる需要増により自動車生産台数が計画を上回ることを見込み、上方修正。売上高は150億円増の2950億円、営業利益は55億円増の195億円、経常利益は50億円増の195億円、純利益は20億円増の115億円とした。