NTNが発表した2012年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、最終損益が8億3800万円の赤字となった。前年同期は20億4700万円の黒字だった。
産業機械向けが不振だったものの、自動車向けが欧州を除いて好調な販売を記録。売上高は同期6.3%増の1388億5800万円だった。
収益は、為替の影響に加え、米国での販売増加に伴い生産ラインの負荷増による特別費用が増加。営業利益は同64.1%減の19億6800万円、経常損益は2億8200万円の赤字となった。また最終損益は、特別損失として投資有価証券評価損5億5400万円を計上したことが影響し、8億3800万円の赤字となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。