【ホスピタルショウ12】小型ドクターカー、東北で活躍中…走る往診鞄

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国際モダンホスピタルショウ12 GEヘルスケア・ジャパン
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東京ビッグサイトで開催された医療関連の展示会「国際モダンホスピタルショウ2012」(18日~20日)で、軽自動車を改造した“救急車”を発見した。展示したのはGEヘルスケア・ジャパンで、現在、被災地の東北を中心に12台走っているそうだ。

実はこの車は患者を運ぶ救急車ではなく、医師を運ぶドクターカーとのこと。「医師が診察に必要な医療機器を積み込んだ車で、“走る往診鞄”といったイメージなんです。要望によって、載せる医療機器をいろいろ変えることができるのが特徴です」と同社関係者は説明する。

昨年の東日本大震災では、被災地の医療支援に向けて、岩手、宮城、福島に11台を寄贈。いまも活躍中とのことだ。今年6月には、青森県と共同で、下北半島の東通村を拠点に、この小型ドクターカーを活用した国内初となる「ヘルスプロモーションカーモデル実証プロジェクト」もスタートしている。

「非常に小回りがきき、狭い道でも入っていけるということで、いろいろなところから引き合いが来ています」と同社関係者は話す。高齢化社会を迎えている日本では、病院に行きたくても足腰が悪くてなかなかいけない年寄りも多い。こうしたドクターカーが巡回してくれると、非常に助かる高齢者も少なくないだろう。

《山田清志》

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