3代目となったメルセデスベンツ『Mクラス』。そのデザインのコンセプトは、洗練されたSUVを目指すことだったという。
「先代もスタイリッシュでオーセンティックなところがありましたが、今回は、SUVとしての張り出し感、踏ん張り感を増すようにしました」と語るのはメルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部の江上浩史さん。
デザインコンセプトは、「洗練されたSUVを目指して、アーバンなイメージで描かれており、オフロード色を少し弱めたところがあります。より洗練させ、街中に溶け込むデザインが大きな特徴でしょう」とする。そして、「最新のメルセデスデザインから大きく外れないように、フロント周りは適応させていくようになっています。それが例えばヘッドライトの上のヘアラインの部分や、ナンバーが取り付けられるアンダーガードの部分などです」。
そして、先代にもあったフェンダーからリアに抜けるキャラクターラインは、「より特徴的に彫が深くなりました。これによりスポーティな流れが出ていると思います。さらに車高が低くなっているので、よりワイドアンドロウになったことを主張しているのです」とする。もちろんオフロード性能は確保しなければいけないので、「デパーチャーアングル等は妥協していません」ともいう。
インテリアは、「この上質さは非常に目を見張るものがあります。特に、シート形状が大きく変わっていることが大きいでしょう。それと、ラグジュアリーパッケージを選ぶと、ダッシュボード全体、そして、ドアの内張り、センターコンソールなどがレザー仕様になりますので、そういう手に触れるところ、目に見えるところ全てに上質化を図っているのです」と述べる。また、「ウッドトリム、アルミトリムの適用範囲が拡大しているので、そういったところでも、上質さを演出しています」と語った。