韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズが開発した、同社初の高級FRサルーン『K9』。同車の海外市場におけるネーミングが決定した。
K9は2012年3月、ジュネーブモーターショー12でワールドプレミア。キアモーターズのフラッグシップサルーンに位置づけられ、同社初の後輪駆動車となるのが特徴だ。
キアモーターズのアイデンティティが表現されたフロントグリルをはじめ、そのスタイリングはフラッグシップサルーンにふさわしい堂々としたもの。部分的には、BMW『7シリーズ』を意識したかのようなアプローチも見受けられる。
ところで、K9は韓国市場でのネーミング。7月18日に公表された海外市場での車名は、『クオリス』(QUORIS)だ。トヨタ自動車がかつて販売していたワゴン、『マーク2クオリス』を連想されるが、トヨタの場合、英語表記は「QUALIS」だった。
キアモーターズはクオリスを2012年内に、欧州などの海外市場へ投入する計画。親会社のヒュンダイ『ジェネシス』用のV型8気筒ガソリンエンジンを搭載し、海外でのイメージリーダー的存在に位置付ける方針だ。