愛知県は「自動車産業イノベーションセミナー」を開催する。日時は7月24日午後1時30分~4時で、場所は愛知県技術開発交流センターの交流ホール。対象は中堅・中小の自動車部品メーカー、あるいは自動車分野との連携に関心を有する異業種企業だ。
愛知県にとって、自動車産業は県内製造品出荷額の49%を占めるほか、従業員数でも全製造業の32%を占めており、同県の産業・雇用の基盤を支えている。しかしながら、グローバルなコスト競争の激化、完成車メーカーの生産拠点の海外展開や次世代自動車の普及といった大きな構造変化の中で、中堅・中小の自動車部品メーカーはコストダウンへの対応、既存の技術を活かした新製品開発や新市場開拓など、多様かつ困難な経営課題に直面している。
こうしたなか、人材、設備、資金などの経営資源に限りがある中堅・中小企業においては、同業種・異業種の企業が各々の強みを持ち寄り、共同でそれらの課題解決に取り組み、活路を見いだしていくことが求められている。そこで、今回、セミナーを開き、厳しい経営環境を乗り切るためのきっかけにしてもらおうというわけだ。
プログラムの内容については以下の通り。
基調講演
名古屋大学大学院経済学研究科准教授の山田基成氏、テーマ「『ゆでガエル』になるな! 今すぐ構造改革への対応を」
事例紹介
和光技研工業かえる事業部長の久田基雄氏、テーマ「かえる事業部の挑戦」
チームエコラボ社長の長﨑洋二氏、テーマ「来たれ、パートナー企業」
参加費は無料で、定員は200名(先着順)。申し込み方法はホームページから申込書をダウンロードし、必要事項を記入したうえで申し込み先までFAXまたはEメールで送付する。申し込み締め切りは7月20日。問い合わせ先は愛知県産業労働部産業振興課次世代産業室次世代産業第一グループ。