ブリヂストンは10日、国立遺伝学研究所・大量遺伝情報研究室の研究協力のもと、天然ゴム原料「パラゴムノキ」 のゲノム概要配列の解読に成功したと発表した。
今回解読したゲノム情報は、遺伝子が豊富に存在するゲノム領域の9割以上をカバーしているものと推定。解読したゲノム情報を活用することで、生産性が高く品質の高いラテックスを産出するパラゴムノキを選抜する技術や、耐病性・環境ストレス耐性に優れた品種の開発など、様々な応用研究が加速していくことが期待される。
ブリヂストングループでは、天然ゴムの生産性向上をはじめ、様々なバイオマテリアルの研究開発を通じて、タイヤの原料を「100%サステナブルマテリアル化」することを目指していく。