【新聞ウォッチ】昨年の出生数最少、平均初婚年齢は過去最高

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年6月6日付

●EV蓄電池で駅の照明点灯(読売・8面)

●マツダ・フィアット資本提携は「早計」マツダ山内社長(読売・8面)

●高速道会社社長人事、4社異例の短期交代、政治主導争いス背景か(読売・8面)

●G7、市場安定へ協議、日本は円高懸念を表明(朝日・1面)

●中国、景気急ブレーキ発電や輸送、軒並み低迷(朝日・7面)

●エコカー補助、来月中にも終了、申請額予算の半分超す(毎日・2面)

●日産・ゴーン社長の報酬は10億円超?(産経・10面)

●初産、初の30歳超、昨年統計、婚姻、出産は戦後最少(東京・1面)

●超小型車国交省が指針、自動車各社、実用化めざす(日経・13面)

●日産、中国専用車の販売が好調(日経・13面)

ひとくちコメント

2011年に生まれた子どもの人数である出生数が前年比2万0606人減の105万0698人と、1947年に統計を始めて以降で最も少なかったという。ただ、1人の女性が生涯に産む子どもの人数に近い推計値の「合計特殊出生率」は1.39で、前年と同じ。出生数が減る中、出生率が横ばいだったのは、女性の人数も減っているためだそうだ。

2011年の人口動態統計(概数)を厚生労働省が発表したもので、きょうの各紙が取り上げている。それによると、第1子出産時の母親の平均年齢は30.1歳と、初めて30歳を超えたこともわかった。1975年は25.7歳だったが、30年後の05年には29.1歳に上昇。一昨年は29.9歳まで達していた。

さらに、平均初婚年齢をみると、男性が30.7歳、女性が29.0歳で過去最高を記録。晩婚化も一段と進んでいるようだ。

出生数の減少は、経済活動が停滞するなどの影響も大きい。例えば、2011年末の日本での運転免許保有者数は8121万人だが、5年前の07年と比べてもわずか70万人しか増加していない。

今後は少子高齢化が加速すれば、保有者数が減少することは確実であり、「魚の少ない釣り堀に釣り竿を下げても釣れる確率は低い」(鈴木修・スズキ会長)と見通しているように、出生数減少に歯止めがかからなければ、成長著し新興国に目を向けるのも当然のことだろう。

《福田俊之》

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