BMWが25日、欧州で発表した『7シリーズ』の大幅改良モデル。乗用車用としては、世界で最もパワフルな直6ディーゼルエンジンを搭載する新グレード、「750d xドライブ」に注目だ。
750d xドライブの心臓部には、3.0リットル直列6気筒ディーゼルエンジンが収まる。このエンジンは、BMWの高性能車部門、M社が立ち上げた「Mパフォーマンスオートモビルズ」から登場した『5シリーズ』、『X5』、『X6』の高性能ディーゼルと共通だ。
そのハイライトは、3個のターボチャージャーで過給されるという点。最大出力は381ps、最大トルクは75.5kgmを発生する。75.5kgmもの強大なトルクは、2000rpmという低回転域から引き出される。
トランスミッションは8速AT。駆動方式は4WDの「xドライブ」。強力なターボディーゼルを得た750d xドライブは、7シリーズの重量級ボディを、0-100km/h 4.9秒で加速させる。
それでいて、欧州複合モード燃費は15.6km/リットル、CO2排出量は169g/km。パフォーマンスと環境性能を両立している。