TransfarJetという無線通信規格をご存じだろうか。通信距離は3cmと近接通信専用の規格だが、低消費電力やスペックスピードで560Mbpsという速度が特徴だ。東芝では、TransfarJetを使ったカーエレクトロニクス製品にも応用が広がりそうな展示を行っていた。 距離が3cmと短いため、傍受や盗聴の恐れがなく、通信手順が非常にシンプルにできるそうだ。560Mbpsというスピードとともに、大容量のデータ転送を短時間で終わらせることができる。デモでは30MBの動画データも5秒程度で終了していた。 応用としては、動画、カメラと大容量化するスマートフォンどうしのデータ交換、カーナビなどへのデータ転送などが考えられる。メモリーカーナビが主流となりつつある現在、たとえばスマートフォン経由でSDカードなどを介さず、ダイレクトに情報を転送することができれば、マップ更新などの手間が大幅に省ける可能性がある。
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